高原一能のいろいろ日記
- 2021.08.26
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こんにちは、高原一能です。今回は小学校低学年向けの自由研究について書きたいと思います。
まずは、牛乳を固めるという実験です。牛乳は水みたいな液体ですが、いろいろな方法で固めることができます。どうやったら、何をつかったら固まるか調べてみるという内容です。
牛乳は家庭の中でも子供にとっても身近な飲み物なので、自由研究に取りいれやすい材料ということもメリットがあります。まずは、牛乳をあたためてできる膜です。これも牛乳がかたまったからできるものですね。これは牛乳のなかのタンパク質が、温度が高くなるとかたまる性質があるからなのです。温度計があったら、その膜が何度くらいからでき始めるのかを調べるのも面白いですね。次に、牛乳からチーズをつくるといった内容も面白いです。牛乳の中に、レモンジュースやレモン汁を入れてかき混ぜると、かたまりができて沈みます。それをキッチンペーパーなどで濾して、水気を絞るとカッテージチーズができあがります。比較実験として、リンゴジュースを入れたらどうなるか、コーヒーを入れたらどうなるか、など身近な材料を加えてみると結果がそれぞれで面白いと思います。次はバター作りです。生クリームを空きペットボトルや保存容器にいれて、振り続けてバターを作るといった内容です。これは、生クリームにはいっている脂肪分が、容器を振ることでぶつかって集まってさらにそれが固まってバターに変身します。ただ、これは20分~30分振り続けないといけないので、根気が必要になります。これの比較実験としては、植物性生クリーム、動物性生クリーム、さらには牛乳を使って、何が固まって、何が固まらないのかといったことを調べることができます。
身近な材料でできる自由研究では、洗剤をつかったシャボン液つくりも取り組みやすいです。まず、基準となるシャボン液を作ります。シャボン液は、台所用液体洗剤と砂糖でできるというのは、知っているようで意外と知らない人も多いのではないかと思います。コップなどの容器に、100mℓのぬるま湯と台所用洗剤を小さじ1杯、砂糖小さじ1杯をよくかきまぜたらできあがります。これと比較するシャボン液をいくつかつくります。例えば、台所用洗剤を小さじ1/2杯、2杯、3杯、5杯、10杯、15杯、20杯の量でつくります。それを使ってシャボン玉を作るという実験ですが、どのくらいの大きさのシャボン玉ができるか、シャボン玉の作りやすさ、割れやすさをそれぞれの濃さのシャボン液で比べるだけで立派な自由研究ができます。実験する前に、自分なりの予想を立てることができたら、ますます実験が面白くなると思います。
夏休みの自由研究には材料のリンゴを手に入れるのが難しくはありますが、手に入るのでしたら、リンゴの切り口の色の変化について調べるのも気軽にできる内容です。りんごの切り口は、時間が経過すると酸化して黒っぽくなっていくということを大人の多くはしっていますが、それを実際に実験としてこどもが知ることができます。りんごの切り口の色の変化を抑えることができるものは何かを調べていくといった実験です。食塩水、レモン汁、お酢、砂糖水、水に10分から15分ほどつけて、取り出し、何もつけなかったリンゴと色の変化を10分後、20分後、30分後、1時間後と観察します。どの液体に浸したら色の変化が少なかったか調べることができたら、これから先のお弁当作りでもとっても役に立ちますね。また、さらにリンゴを冷蔵庫で冷やしたものと常温のものとを比較することもできますし、りんごの品種が多く出回っている時期でしたら、品種の違いで色の違いがでるか、色の変化が起きる時間に違いがあるかなど、リンゴだけでも奥深く研究することができるので、とても面白いと思います。
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